



養蜂プロジェクトの概要

蜜源となる自然豊かな地域
えみふるのある千代田区界隈は、皇居や日比谷公園、小石川後楽園、小石川植物園、上野公園、赤坂御用地などの豊かな自然があり、都会の中でもミツバチの蜜源に恵まれた地域です。
この地域性を生かして、2017年~2020年9月まで、千代田区の事業である千代田エコシステム(CES)として養蜂が始まりました。当初日比谷図書文化館の屋上で行われていた養蜂は、明治大学政治経済学部大森ゼミナールに引き継がれ、猿楽町校舎の屋上に移ってきました。
えみふるでも「養蜂を活動として取り入れたい」と活動場所を探していたのですが、偶然にもすぐそばの明治大学校舎で養蜂を行っていることを知り、大森ゼミナールのご厚意で、ボランティアで活動に参加させていただくことになりました。
障害者の社会参加や地域交流の拠点に
2021年6月からは、えみふるもリアン文京(社会福祉法人武蔵野会)と共同で養蜂プロジェクトを開始。明治大学猿楽町校舎屋上に新たに養蜂箱を設置させていただき、大森ゼミナールと協力して活動を行っています。2021年8月には大森教授や学生さんのご理解をいただき、利用者も養蜂に参加することができました。今後も養蜂活動を継続し、地域での交流を深め、活動や体験の輪を広げていきたいと思います。



養蜂を通じた地域交流

養蜂にはさまざまな可能性があります。ミツバチの世話、採蜜作業、記録、ハチミツの瓶詰作業、パッケージ作成、販売、ミツロウ作り、ハチミツやミツロウを使った商品開発、レクリエーション、イベントなどの活動ができ、障がいのある方もない方も、その方の強みを生かした参加の仕方があります。養蜂に参加することで、さまざまな発見があるのです。
2021年の養蜂を通して、大森ゼミナールの学生さんの研究発表がありましたが、地域の自然や経済活動との関わりを学ぶことができ、私達も共に学ぶ機会となりました。
将来は障がいのあるなしに関わらず、養蜂を通した地域交流で、地域コミュニティの活性化に貢献したいと考えています。
新しい養蜂箱の設置(2021年6月)
2021年6月13日、明治大学神田猿楽町校舎に新しい養蜂箱を設置しました。



内検作業
ミツバチの健康状態を確認し、病気や寄生虫などを防ぎます。水や餌なども補給し飼育環境を調整します。ハチミツを作る働きバチが増えるよう、巣箱ごとに女王バチを管理し、順調な産卵を促します。



採蜜作業
巣箱から、ハチミツを抽出します。2名の利用者も参加しました!









緑化作業
大森教授の指導の下、いちごや野菜などの蜜源植物を植え、養蜂箱のある屋上の緑化作業も行いました。



ミツロウ・キャンドル作り









養蜂箱の移送、次のシーズンへ
11月、採蜜シーズンが終わりました。ミツバチを襲うスズメバチが増えること、越冬管理が難しいことから、次の春までOmeFarmの養蜂家に預けることになりました。
番外編
越冬中のミツバチのいる、Ome Farmへ行って来ました!
2022年3月、神田猿楽町校舎の屋上に、またミツバチたちが戻ってきます。
第2シーズンが始まるのをお楽しみに!
第2シーズンが始まるのをお楽しみに!

地域のつながりから生まれたはちみつです
今年度採れたはちみつを、無添加、非加熱で瓶に詰めました。
明治大学の大森ゼミナールにご協力いただき、地域のつながりから生まれたはちみつ。
千代田区周辺の豊かな自然の中で咲く花をぎゅっと凝縮した
風味豊かなはちみつです。
この蜂蜜を通して障害がある方もない方も皆が笑顔になり
「和」の「花」が咲きますようにとの願いを込め、
商品名を「和花」(のどか)と名付けました。
今年度はえみふるの利用者の方、ボランティアの方、多くの方が養蜂に参加されました。
採れたはちみつは、千代田区の障害者就労支援施設「ジョブ・サポート・プラザちよだ」で瓶詰め作業を行い、ラベル貼りを行っています。
【購入方法】
パン販売の際や、えみふる1階窓口で購入することができますので、お問合せください。
1瓶 150g 価格1,500円(税込) となります。
※採蜜の日によって、蜜の色が異なりますので、ご了承ください。また、無添加のため上面に白い発酵成分が浮くことがあります。
令和4年度のえみふるの在庫は完売しました。
【養蜂体験】
令和4年度の養蜂は終了しました。
令和4年度、養蜂にご参加いただいた皆様、ご理解、ご協力をいただきありがとうございました。
次回養蜂は令和5年3月頃、開始予定です。